26年度埼玉県立高校入試の問題を早速説いてみました。
各教科の特徴をサクッと見ておきましょう。
【国語の全体像】
文章の量は例年並みでした。
小説や論説は記述のまとめで困るところはありましたが、
得点はとれたのではないでしょうか?
逆に古典は主語を捉え違うと内容がわからなくなるような作りでした。
去年よりはやや難でしたね。
作文は直前にやったテーマとほぼ同じでした♪
まさに的中でしたね。できましたか?
全体としては例年並みだったでしょう。
【数学の全体像】
平均点はおそらく例年並みでしょう。
ただし、数学の得意な人と苦手な人で得点の開きが
結構出ると思われます。
大問3の2次関数の問題が動点の関数の問題に
変わりましたが、難易度は例年と同じだと思います。
大問4の記述の位置が変わり、配点も変化しました。
昨年は(2)が記述で6点、(3)が6点でした。
今年は(2)が5点、(3)が記述で7点でした。
比較的記述は例年に比べたら
簡単だったのではないでしょうか。
【英語の全体像】
リスニングは問題を見ていませんので
講評できませんが、大問構成には
大きな変化の差はなかったですね。
日頃の練習どおりにやっていれば
それほど困ることはなかったでしょう。
今回はかなり熟語問題が多かったので、
日頃から熟語テストをしっかりと
学習している人にとっては
それほど難しくなかったでしょう。
新白岡の生徒たちは
ここは徹底されているので
大丈夫だったのではないでしょうか?
大問5の英作文はちょっとだけ
出題傾向が変わりましたね。
昨年までの①と②の単語使用が1つになったぶん、
好きに英文が書けるようになったのは楽だったのではないでしょうか?
ただし、大問4の問2と問3の英問英答や
日本語でまとめる問題は書きづらかったと思います。
おそらくここは上位でもできない人が出て来ると思いますよ。
【理科の全体像】
大問の数は変わらなかったが、設問の数が変わりました。
ただし、大問ごとの難易度のばらつきが大きかったように思えます。
また配点が若干変わったところが有りましたね。
記述問題は例年にくらべて解きやすかったと思います。
今まで出題されなかった単元
中3の最後の単元、【自然・科学技術と人間】から
1問出題された点が新しいところでしたね。
平均点は去年よりあがるんじゃないですかね?
【社会の全体像】
基本的に形式の変化はありませんでした。
ただし教科書の端から端まで読んでおかない
問題がでてましたね。
コラムや図表までしっかり見ていた人は
困らなかったことでしょう?
(ここがなかなか難しかったりしますね。)
難易度は去年より若干難しい感じがします。
公民が多く、3学期授業でやっていたような
問題が出ていたため、演習量不足で動揺したひとも
いたかもしれません。
日本の同時期の世界の歴史の問題が出てきました。
横の比較をしていない人にとってはかなり辛かった
のではないでしょうか。