【入試当日以降の注意点】 〜お子さんが本番で力を出し切るために、保護者の方へお伝えしたいこと〜

こんにちは、進学塾サインワンの佐久間です。

いよいよ入試本番が近づいてきました。 ここまで頑張ってきたお子さんが、当日しっかり力を発揮できるかどうかは、 「当日の環境づくり」「試験後の声かけ」で大きく変わります。今日は、保護者の皆さまに“ちょっと知っておくと安心できるポイント”をお伝えします。

(1)会場には“早めに着けるように”してあげてください

入試当日の朝は、どうしてもソワソワします。 だからこそ、時間に余裕があるだけで心が落ち着きます。早めに出る 、交通手段を前日に確認しておく 、会場までのルートを一緒にチェックしておくこうしたちょっとした準備が、お子さんの不安をグッと減らします。会場に早く着けば、「トイレどこ?」「教室どんな感じ?」 といった確認もでき、気持ちが整います。

(2)休み時間の過ごし方を“事前に話しておく”

入試は、科目と科目の間の休み時間が長いんです。 この時間に気持ちが乱れやすいので、 「どう過ごすか」を親子で共有しておくと安心です。使い慣れたノート 、短時間で見返せるまとめ 、気持ちを落ち着かせるルーティン。こうした“安心アイテム”を持たせてあげてください。そして大事なのは、 「終わった科目の話はしない」 これを前もって決めておくことです。

(3)試験中は“周りじゃなくて自分”に集中できるように

本番は、どうしても周りが気になります。 「隣の子、めっちゃ書いてる…」 「自分だけ遅いかも…」 そんな気持ちになりがちです。でも、受験で戦う相手は“他の受験生”ではなく、「目の前の問題」です。保護者の方からも、 「周りは気にしなくていいよ」 「できる問題をしっかり取ってくれば大丈夫」 と声をかけてあげると、気持ちが軽くなります。

(4)終わったテストは“すぐ忘れる”ための声かけを

試験が終わると、どうしても 「さっきの問題、やばかったかも…」 と不安が出てきます。でも、終わった科目はどうにもできません。むしろ、気にすればするほど“次の科目”に影響が出ます。保護者の方には、「もう終わった科目のことは考えなくていいよ」 と、前を向かせる声かけをお願いしたいのです。

(5)「ブランク」は敵。試験期間中は“走り続ける”イメージで

答案の空欄は正解になりません。 そして、勉強習慣の“空欄”も同じです。入試期間中は、「一つ終わったから休憩〜」ではなく、「合格通知が届くまで走り抜ける」 というスタンスが大切です。もちろん、無理をさせる必要はありませんが、 完全に手を止めてしまうと、次の試験で感覚が鈍ります。

【保護者の方に意識してほしい「合格十か条」】

  1. 前日までに持ち物チェックを一緒に確認
  2. 当日は余裕を持って送り出す
  3. 会場での指示・掲示物をよく見るよう伝える
  4. 周囲に気を取られず「自分の答案」に集中するよう促す
  5. まずは「受験番号・名前」を書くことを習慣化
  6. 解ける問題から取り組むようアドバイス
  7. 満点は不要。確実に取れる問題を積み上げる意識を
  8. 試験終了の合図まで粘り、最後まで見直す姿勢を
  9. 終わった科目は振り返らず“次”に向かうよう声かけ
  10. 「ブランク」を作らず、合格まで走り抜く姿勢を支える

最後に

入試は、お子さんだけでなく、 保護者の皆さまにとっても大きなイベントです。ここまで支えてこられた日々は、 必ずお子さんの力になっています。当日はぜひ、 「大丈夫。あなたならできるよ」 と、そっと背中を押してあげてください。サインワンのスタッフ一同、 お子さんの健闘を心から応援しています。

新年あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
教務部長の佐久間です。

2026年を迎え、社会はこれまで以上に速いスピードで変化し続けています。
AIの進化、働き方の多様化、教育制度のアップデート──子どもたちが向き合う世界は、私たち大人が経験してきたものとはまったく異なる景色を見せています。

こうした時代だからこそ、サインワンは今年のキャッチコピーとして
「学ぶ!わかる!未来を創る!」
「サインワンの先生との出会いが、ミライを変えるきっかけに!」
を掲げました。

学びは、単に知識を増やすためのものではありません。
「わかる」喜びが自信を生み、その自信が「未来を創る力」へとつながっていきます。
そして、そのきっかけとなるのが“人との出会い”です。
子どもたちの可能性を信じ、寄り添い、時に背中を押す存在──
サインワンの先生との出会いが、生徒一人ひとりの未来を変える原動力になる。
そんな塾であり続けたいと、私たちは心から願っています。

また、今年はサインワンにとって特別な一年です。
2026年、進学塾サインワンは開校50周年を迎えます。
半世紀にわたり地域の子どもたちの成長を支えてこられたのは、保護者の皆さま、地域の皆さまの温かいご支援のおかげです。
深く感謝申し上げます。

50周年を迎える今年、私たちは「安定」ではなく「進化」を選びます。
時代の変化に合わせて学びの形をアップデートしながら、変わらず大切にすべき教育の本質──礼節、思いやり、自ら考え行動する力──を守り抜く。
その覚悟を胸に、スタッフ一同、生徒の成長に伴走してまいります。

冬期講習も後半に入り、受験生はいよいよ本番へ。
中1・中2生は学年末テストが控えています。
冬休みの宿題がまだの人は、計画を立ててしっかり終わらせましょう。新学期はすぐに始まります。
2026年が、皆さまにとって希望に満ちた一年となりますように。
本年も進学塾サインワンをどうぞよろしくお願いいたします。

年末の挨拶

今年も残すところあとわずかとなりました。
2025年もサインワンの教育活動に温かいご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
教務部長の佐久間です。

冬の寒さが一段と厳しくなり、インフルエンザも流行しているようです。
どうか体調には十分お気をつけいただき、健やかに年末年始をお過ごしください。

■ 受験生のみなさんへ
いよいよ“本番”が近づいてきました。
この時期に私が毎年お伝えしていることは、たった二つです。
「体調管理」
「悔いのない準備」
努力は必ず力になります。
最後のひと踏ん張りを積み重ねた先に、笑顔の春が待っています。
自分を信じて、丁寧に、粘り強く歩みを進めていきましょう。

■ 冬休みの過ごし方について
冬期講習は短期集中型です。授業ではしっかり集中し、宿題は効率よく仕上げ、そのうえで「遊び」「家のお手伝い」「家族との時間」も大切にしてほしいと思います。メリハリをつけて過ごすことは、学力だけでなく“生活力”の成長にもつながります

今年は長期休暇を取るご家庭も多いようです。旅行や帰省など、普段できない経験をするのも素晴らしいことです。思い切り楽しみ、人と触れ合い、心を豊かにする時間をぜひ大切にしてください。冬休みが終わったときに、「あれもやった、これもやった」と胸を張れるような、充実した日々を過ごしてほしいと願っています。

■2025年を振り返って
今年もブログを通して、学習のヒントや教育の話題をお届けしてきました。お読みいただいた皆様に、心より感謝申し上げます。2025年も社会ではさまざまな出来事がありました。AIの進展、国際情勢の変化、スポーツ界の盛り上がりなど、子どもたちの学びを取り巻く環境も大きく動いた一年でした。
しかし、どれほど時代が変わっても、
「学ぶことの価値」
「努力が人を成長させるという事実」
この二つは変わりません。
サインワンの教室でも、
・自分で計画を立てられるようになった
・宿題に前向きに取り組むようになった
・質問が増えた
・表情が明るくなった
そんな小さな変化が積み重なり、大きな成長へとつながりました。
年末はぜひ、お子様と一年を振り返ってみてください。
毎日見ていると気づきにくい成長も、一年前と比べると驚くほど見えてくるものです。

■ 最後に
年末になると、
「一年はあっという間だなぁ」
と感じると同時に、新しい年への期待で胸が高鳴ります。
来年も、生徒の皆さんの成長を間近で見守り、
保護者の皆様とともに歩めることを楽しみにしております。
教育に携わる者として、私自身もさらに成長していきたいと思います。
2025年も大変お世話になりました。
来る2026年が、皆様にとって幸多き一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
どうぞ良いお年をお迎えください。

教室には、冬の静けさとは別の“あたたかい集中”が灯っています。

こんにちは。
教務部長の佐久間です。

冬期講習会が始まって数日。今日はその途中経過を少しだけお伝えします。

教室の扉を開けると、まず感じるのは“空気の張り”です。 外の冷たい風とは違い、室内には、生徒たちの集中がしっかりと積み重なっています。

鉛筆の音、ページをめくる音。 必要以上の会話はありませんが、表情はどこか明るく、 「よし、次もやってみよう」という前向きな空気が漂っています。 難しい問題に挑戦しているときでも、 小さくうなずいたり、できた瞬間にほっと笑顔がこぼれたり。 そんな姿が自然と見られます。

今回の講習では、 自分の手で解き、自分の力で前に進むこと を大切にしています。

その結果、すでに多くの生徒がこう話してくれました。
「長い時間、集中できた」
「間違いが減って、正解が増えた」
どちらも、学習の質が上がっている証拠です。 集中が続くと読み取りが丁寧になり、正答率が上がると自信が生まれます。 そしてその自信が、学習を“苦しいもの”ではなく、 「できるようになるのが嬉しい時間」へと変えていきます。

写真を見ていただくと分かりますが、 どの生徒も姿勢がよく、問題に向かう表情が柔らかくなってきました。 “やらされている”のではなく、 “自分で取り組むことを楽しんでいる”姿が見えてきます。
短い期間でも、ここまで変わる。 そのことを、生徒たちが日々の取り組みで示してくれています。講習後半も、この前向きな集中を大切にしながら進めていきます。 また様子をお伝えします。


キャドック王国の通貨は「キャドリン」?「国語的算数教室」

こんにちは、玉井式担当の牧です。
今回は、国語的算数教室の授業の様子についてご紹介します。

キャドック王国の通貨は「キャドリン」。小学1年生の授業では、「24+53」のような2桁の足し算を、「10キャドリン玉」と「1キャドリン玉」でわけて考えています。2桁の足し算や引き算をいきなり解こうとするとフリーズしてしまう生徒も、10の位と1の位でそれぞれ計算すると簡単に解けるんです。それが「大きな数の計算もできた」という自信につながります

こちらは、すでに3桁の計算をしている1年生のテキストです。3桁の計算であっても、まずは視覚的に理解するところから始めれば、そのあとは頭の中で計算できるようになっていきます。図を自分で書いてみるのも算数では大切な力になります。生徒たちには、「式は数字だけじゃなくていいからね。」と伝えています。数字や言葉、図を様々な場合によって使い分けながら、考えた道筋を表現できるようになってほしいと思います。

一度理解してしまえば、一週間経ってから同じような問題を解く際に、反応速度が大きく変わります。生徒たちの計算スピードが急激に速くなっていくのを日々実感します。1学期までおはじきを使って一桁の計算をしていた生徒も、問題によっては2秒ほどで答えを書いてしまうことも。「速い!すごいね!」と声をかけると、得意顔をしつつ、どんどん次の問題に手をつけてくれます。

足し算のような、基本的で教えるのが逆に難しい単元も、国語的算数教室では考え方、やり方をしっかりフォローしていきます。

「成績は“点数だけ”では語れない」——中学校で本当に見られているものとは

こんにちは。教務部長の佐久間です。
中学校の成績についてのご相談は、本当にたくさんいただきます。
特に新中1の保護者の方は、小学校との違いに戸惑われることが多く、「思っていた成績と違っていて…」と、少し不安そうにお話しされる姿をよく見かけます

そして、そんな時にお伝えすると多くの方が驚かれる“ひとつの事実”があります。
それは、中学校の成績はテストの点数だけでは決まらないということです。

授業態度、提出物、発言、小テスト、ノートの取り方…。
一見すると小さなことのように思える、こうした“日々の積み重ね”が、 実は成績に大きく影響しているんです。 この仕組みは、意外と知られていないんですよね。

中学校では、成績は「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体的に学習に取り組む態度」という 3つの観点で丁寧に見られています。 そして、この3つを総合して、5段階の成績がつきます。

だからこそ、たとえテストが良くても、 提出物が遅れがちだったり、授業中の姿勢がふらついていたり、 小テストの点が安定しなかったりすると、 成績が思うように伸びないことがあるんです。 “点数だけでは測れない部分”が、確かに存在しているんですね。

さらに大切なのが、内申点は中1から入る(埼玉県)ということです。 高校受験で使われる内申点は、中3だけではありません。 中1・中2の成績も、そのまま受験に反映されます。

「中3から頑張ればいい」ではなく、 中1からの積み重ねが、未来の選択肢を静かに広げていくのです。 ここも、保護者の方が「えっ、そうなの?」と驚かれるポイントです。

では、どうすれば成績が上がるのか。 実はその答えは、とてもシンプルで、どこか“生活に近い”ものです。

定期テストを大切にすること。 提出物を期限通りに、丁寧に仕上げること。 授業中に少しでも発言や質問をしてみること。 ノートを見やすくまとめること。 そして、わからないことをそのままにしないこと

こうした“当たり前のこと”を、ひとつひとつ積み重ねていく。 それが、成績を確実に変えていく力になります。 派手さはありませんが、こういう積み重ねこそが、子どもたちを強くしていくんですよね。

教科ごとに見ても、 英語は単語と熟語、数学は解き直し、国語は漢字と文法、 理科は実験の意味を理解すること、社会は流れをつかむこと。 どれも特別なことではありませんが、 “ちゃんとやる”ことで、確かな力が静かに育っていきます。

中学校の成績は、高校受験のためだけではなく、 日々の学びをどう積み重ねていくかの道しるべでもあります。 だからこそ、毎日の授業を大切にし、 少しずつ積み重ねていくことが、本当に大事なんです。

進学塾サインワンは、保護者の皆さまと一緒に、 お子さまの成長をしっかり支えていきます。 「ちょっと気になるんだけど…」という小さな疑問でも、 どうぞ気軽に声をかけてください。 その一言が、お子さまの未来を大きく変えるきっかけになることもありますから。

楽しかった!クリスマスパーティー!「国語的算数教室」

こんにちは、
玉井式担当の牧です。

今回はイベントの様子をお伝えします♪

今年もたくさんお申し込みをいただき、様々な学年のお子様が参加してくださいました!
こちらは川口校の様子です。サンタさんの被り物やアクセサリーなど、素敵な仮装が見られました。

今回は、学年別の算数の問題を解いて、塗り絵を完成させていくという内容でした。年長さんも頑張って時計や足し算の問題に取り組んでいる姿がとても印象に残っています。問題を解き終わって、塗り絵を完成させる時間になると、子供たちの真骨頂が見られます。たくさんの色を駆使してきれいな虹色を作り出したり、空白部分にサンタさんやトナカイの絵を自分で書いてみたり。クリエイティビティがあふれていました

クリスマスの時期には少し早かったイベントでしたが、これからやって来る本番に備えてワクワクを蓄えてほしいと思います^^

年内は今回でイベント納めとなります。来年も楽しいイベントを企画しますので、お楽しみに!

学年末テストに向けて――「総まとめ」の意味を考える

こんにちは。
教務部長の佐久間です。

学年末テストというのは、よく「総まとめ」と言われますが、まさにその通りです。1年間で学んできたことが、きちんと身についているかを確認する大切な機会です。もちろん点数は大事ですが、それ以上に大切なのは「これだけやったから大丈夫」という自信を子ども自身が持てること。この自信こそが次の学年に向けて非常に大きな意味を持ちます。内申点にも関わってくるため、「まあいっか」で流してしまうには、あまりにももったいないテストなのです。

では直前期に何をすればいいのか。特別なことは必要ありません。まずは 教科書と学校ワーク。これが基本です。毎年伝えていることですが、テストは基本的に教科書と学校ワークから出題されます。市販の問題集を何冊もやるよりも、学校ワークを「試験に出る問題集」と位置づけて繰り返し解くことが、最も効果的です。

ここで意識したいのが、「分かる」と「解ける」は違うということです。教科書を読んで「うん、分かった」で終わってしまう子は多いですが、テストで問われるのは「自分の頭で解けるかどうか」。

  • 教科書で確認する
  • ワークで解いてみる
  • 間違えたら戻る

この往復こそが理解を定着させる最も大事なプロセスです

さらに、間違えを放置しないことも重要です。一度解いたら必ず答えを確認し、「ここ違ったな」と印をつける。もう一度解いて、それでも間違えるなら、それは「理解がまだ浅いサイン」です。教科書を読み直すか、先生に質問する。最終的には、学校ワークの問題をすべて説明できる状態に持っていけると理想です。

また、教科書を使いこなせる子は強いです。ワークだけで安心してしまう子もいますが、答えの理由はほとんど教科書に書かれています。ワークと教科書を行き来できる子は、確実に力を伸ばしていきます。

そして「やり込み」が見えることも評価につながります。ワークに付箋が貼られていたり、間違えた箇所に印がたくさんついていたりすると、「この子はちゃんとやっているな」と先生に伝わります。これは点数だけでなく、内申にもじわじわ効いてくる部分です。

最後に強調したいのは、「読んだだけ」「見ただけ」で終わらせず、必ず自分で解いて確認することです。これをコツコツ続けることで、学年末テストで「思ったよりできた」という結果につながります。保護者の方は「今日は何をやったの?」と軽く聞いてあげるだけで十分です。その一言が、子どもにとって大きな支えになります。

入試直前期をどう過ごすか――保護者の支えが子どもの力に変わる

こんにちは。
教務部長の佐久間です。

入試直前期になると、保護者の方から「この時期は少しペースを落とした方がいいのでは?」というご相談をよくいただきます。確かに世間では「直前期は調整だね」と言われることもありますが、私は少し違う見方をしています。むしろ、この時期こそがラストスパート。ここで気を抜いてしまうと、積み上げてきたリズムが崩れやすいのです。入試は体力勝負ではなく「頭を使う勝負」。最後まで机に向かう姿勢を保てるかどうかが、勝敗を分けるのです。

もちろん、お子さんも不安になります。これは誰もが通る道です。そんなときに「大丈夫だよ」と声をかけるより、「じゃあ1問やろうか」と促す方が効果的です。不安は考えていると増えますが、手を動かすと減ります。「これだけやった」という事実の積み重ねが、そのまま自信になるのです。だからこそ、「ここまで頑張ってきたんだから大丈夫だよ」という一言が、子どもにとって大きな支えになります。

直前期にありがちな「新しい問題集を買ってしまう」行動も注意が必要です。新しいものは安心より不安を呼び込みやすい。むしろ、これまで取り組んできた問題をもう一度解き直し、「確実に取れる」と確認する方が、得点にも気持ちにもプラスになります

生活リズムも忘れてはいけません。試験は朝9時スタートが多い。夜遅くまで頑張るより、少しずつ朝型に切り替え、その時間に頭が動く状態を整えることが大切です。朝食も同じです。「ちゃんと食べていきなね」という一言が、子どもの安心につながります。

さらに、当日の持ち物や行き方の確認も大切です。「一度一緒に確認しておこうか」――これだけで本人は安心します。雪が降ったら?電車が止まったら?少し想定しておくだけで余計な心配が減り、試験に集中できるのです。

そして最優先は体調管理です。手洗い・うがい・マスク、家族みんなで徹底すること。寝る前のスマホも控えめに。眠りが浅くなると翌日の集中力に響きます

最後にひとつだけ。入試は「奇跡が起きるかどうか」ではありません。「これまでやってきたことを、ちゃんと出せるかどうか」です。そのための環境づくり――安心できる空気、いつもの生活リズム、体調管理。これだけで子どもはずっと戦いやすくなります。

ここまで積み上げてきた努力は、必ず力になります。保護者が信じて支えること、それが最後の一歩を踏み出す力になるのです

成績が思ったように伸びない、親として私は…

こんにちは。
教務部長の佐久間です。

多くの保護者の方々と面談をしていると、成績に関する悩みと子どものやる気に関する悩みが常に上位に挙がります。何を隠そう、私自身も二児の父として同じ悩みを抱えているので、日ごろから意識していることを少し整理してみたいと思います。これは「私がこうありたい」と思っている姿勢であり、もちろんうまくいかないことも多々ありますが、保護者としての関わり方を考えるきっかけになれば幸いです。

成績が思うように伸びないときの保護者の関わり方は、子どものやる気や精神的安定に直結します。大切なのは「焦らない・責めない・サポートに徹する」姿勢です。伸びない原因を一緒に突き止め、学習行動に入るためのサポートを行うことができれば、子どもは安心して次の一歩を踏み出せます。特に注意したいのは、感情的に叱責したり、誰かと比較したりしないことです。成績が下がった報告をするまでに、子どもはすでに傷つき、精神的ストレスを抱えています。その状態で「全然伸びてないじゃないか」と責められることは、ただの苦痛でしかありません。頭ごなしに責められた子どもは「どうせ自分なんか」「勉強して損した」「そもそもやる気なかったし」と、原因や対策を考えない思考のスパイラルに陥ってしまうのです。成績が伸び悩む背景には必ず具体的な原因があります。「理解不足」「学習方法の非効率」「モチベーションの問題」などです。だからこそ、保護者は「何がうまくいかなかったのか」「どこでつまずいているのか」を一緒に整理し、課題を共有する姿勢を示すことが大切です

次に重要なのは、子どもの行動を変容させるための「やる気・勉強習慣を支える環境づくり」です。学習計画を一緒に立てたり、家庭で勉強しやすい時間や場所を整えることです。保護者が直接勉強を教える必要はなく、「環境マネジメントに徹する」ことが大切です。また、「頑張っているのが伝わってくるよ」「以前より集中力が高くなったね」と、感情を込めて驚きや喜びを伝える声かけは、自己効力感を高め、子どもの継続力につながります。

成績が停滞する時期は、単なる「結果の悪化」ではなく「成長の過程」です。私たちが思い浮かべる有名人も、最初から何でも上手にできたわけではありません。最初の視聴者やお客さん、患者さん、フォロワーがいて、そこに至るまでに多くの失敗を経験しています。その過程で努力を続けられた人が成功をつかむのです。だからこそ、保護者が焦らず信頼をもって支えることが、子どもを自ら課題に向き合う「強い子」に育て、やがて自立した大人へと成長させるのだと思います