【教務担当より】9月の学習量格差

川口元郷校教務担当の中野渡です。

 

緊急事態宣言になり、学校の対応はまちまちですが基本は平常通りではありません。

 

聞いていて多いのが、分散登校をして「午前は学校、午後は自宅で自主学習」。午後に登校組はその反対になるというものです。

 

生徒たちに「自宅での自主学習はみんなちゃんとするの?」と質問すると、残念ながら「しない」の声が多かったです。

 

それはそうでしょう。中学1・2年生にとっては自由に過ごせた夏休み明けの9月に降って湧いたような自由な時間。しかも、テストが近いわけでもない。

 

自分が中学生だったら、勉強しないでしょう。

そては、とても責められるようなことではないです。

 

おそらく自主的に勉強するのは学年の30%弱といったところじゃないでしょうか。

逆に言うと上位の2~3割は、こういった状況でもしっかりやります。これは、経験で分かります。

 

つまりは、この降って湧いた自由な時間で「学習格差は広がる可能性が大きい」ということです。

 

義務から外れた自由な時間で「やる人」と「やらない人」で大きく差が広がるのはすごく当たり前です。

(だから、義務教育はありがたいのです。)

 

救いは、この話を当の本人たちにしたら「じゃあ、やります」「勉強します」に意見が変わってくれたことでしょうか。(本当にしてくれることを望みます)

 

この9月の自由な時間に「やらない」という気持ちは重々わかります。しかし、マラソンでいうと上位はいつも通り走っていて、ここで休んでしまうと差が開く一方。あとに「頑張らなければいけない借金が残るだけ」です。

 

時間の使い方をここで学んでおきましょう。

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(9月にちゃんとやる人は、あとで得する)

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