川口元郷校教務担当の中野渡です。
本日は国語のお話です。
2021年度の国語の公立高校入試問題の文字数がいくつかわかりますか。
埼玉近県の文字数は、
神奈川県:18902文字
東京都:14427文字
埼玉県:12833文字
千葉県:10128文字
茨城県:8088文字
でした。
神奈川県は群を抜いて高いですね。
さて、これがどのくらいの文字数かというと、
アナウンサーが話すスピードが1分300文字(300字/分)と言われています。
小中学生が本を読むときは500字/分程度だそうです。
そうすると、埼玉県の問題を読むだけでも25分かかります。
作文を8分前後で書くのが理想になりますので、試験時間の50分のうち「読む」+「作文」の時間を除くと問題を17分で解くことになります。
そして、500字/分というのは本を読むときのスピードです。問題を解くためときの読解スピードとは異なります。もし、「本を読んだ後に問題を出すよ」と言われたら少しスピードが落ちると思いませんか。
もちろん、国語の読解と読書の黙読は異なります。
重要な部分をしっかりと読み、問題と関係がうすいところは少し流しながら読むので全体を均一スピードで読むことはないです。逆に言うと、そういう読解テクニックがないと、とても時間が足りません。
そして、上記は平均速度で計算しています。
平均より読むのが遅い生徒は、かなり苦戦を強いられるでしょう。
「国語力」と「受験国語力」は異なると思いますが、受験国語力をあげたければまずは読解速度をあげることが必要になると思います。
そのためにも普段から「活字」に慣れておきたいです。
ちなみに、日本速脳速読協会さんのHPで読解速度がはかれます。
ご興味ありましたら、URLから参照してみてください。
日本速脳速読協会HP:
https://www.sokunousokudoku.net/hakarukun/
(国語といえば花井の国語)
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