こんにちは。教務部の佐久間です。
高校入試の問題が年々変化していることをご存じでしょうか。 「昔とは違うらしい」という声はよく耳にしますが、実際にどのように変わり、どんな力が求められているのかまでは、なかなか見えにくいものです。
しかし、入試の変化はそのまま“これからの学び方”に直結します。 特に中学生の学びは、高校入試だけでなく、その先の大学入試や社会で必要とされる力にもつながっていきます。
今回は、最新の入試動向を踏まえながら、 「これからの中学生に求められる学び」 について、保護者の皆さまにわかりやすくお伝えしたいと思います。
◆キーワード① 英語の難化
教科書のレベルアップで、公立入試の英語は難化!
2020年度から小学校で英語が教科化され、それに合わせて中学校の教科書は大幅に難しくなりました。 扱う単語数、文法、長文のテーマ…どれをとっても以前とは比べものになりません。
その影響は高校入試にも直結しています。 2025年度入試の英語平均点は53点と、過去10年で最も低い水準でした。
特に特徴的なのは、得点分布が“への字型”や“M字型”になる県が増えていることです。 つまり、英語は「できる子」と「苦戦する子」の差が大きく開いているのです。
さらに、 ・語順整序+不要語あり ・40〜50語の英作文 ・小学校で習った単語の正確なスペル など、出題形式もテーマも大きく変化しています。
英語は、単語力・文法力・読解力・発信力の総合勝負。 中3で一気に伸ばすのは難しく、早い段階からの積み上げが不可欠です。
◆キーワード② 大学入試を見据えた準備
大学入試を見据えた「中1からの準備」が当たり前に
大阪府では、英検などの外部検定を使った「みなし得点制度」が導入されています。 英検2級で80点、準1級以上で100点換算という非常に強力な仕組みです。
難関校では準1級取得者も珍しくありません。 こうした生徒は、中3の段階で大学入学共通テストの英語も余裕で解けるレベルです。
さらに文科省の調査では、 ・福井県:79.8% ・埼玉市:89.2% の中学生が英検3級レベルの英語力を有しているという結果も出ています。
地域差も広がり、英語の学力格差は深刻です。 だからこそ、「中1からギアを上げる」ことが大学入試への最短ルートと言えます。
◆キーワード③ 確かな知識
高校入試では“小学校内容”がそのまま武器になる
高校入試は難問ばかりではありません。 むしろ、小学校で学んだ知識がしっかり身についているかが問われます。
たとえば数学。 「比」「割合」は毎年のように出題されます。 消費税の計算など、日常生活で使う知識がそのまま入試に出ます。
国語では、小学校で習う漢字が頻出します。 漢字は単独問題だけでなく、記述問題の正確さにも影響します。 語彙力・読解力の土台として、小学校段階での積み上げが重要です。
理科でも、小数計算や単位換算など、小学校算数の力が必要になります。
◆キーワード④ 思考力
「覚えた知識」ではなく「説明できる理解」へ
2021年度以降、国語以外の教科でも記述式問題が急増しています。
・資料を読み取る力 ・情報を整理する力 ・知識を結びつけて考える力 ・自分の意見を言語化する力
これらが総合的に問われる問題が増えています。
つまり、“なぜそうなるのか”を説明できる学びが求められているということです。 暗記だけでは太刀打ちできません。
中1からの積み重ねが、確かな思考力を育てます。
◆まとめ
中学からの学びは「知識 × 思考 × 発信」
今の高校入試は、 リアルタイムで社会で起きている事象に関心を持ち、 自分の言葉で説明できる力 を求めています。
英語の難化、地域格差、記述式の増加、小学校内容の重視…。 どれも「早めの準備」が何よりの対策です。
サインワンでは、 中1から“大学入試を見据えた学び”を自然に積み上げられるよう、 日々の授業・宿題・テストを設計しています。
お子さまの未来のために、 今の学びを一緒に大切にしていきましょう。



