さて、前回のブログで、学力テストについてお知らせさせていただきました。
今回はその続きになります。
学力テストが終わると、解答用紙のコピーを子どもたちに配布し、自分で丸付けをしてもらいます。その後、「この問題は正解できたはずだな」「この問題を正解できなかったのは悔しい」と思う問題を3つピックアップしてもらって、解きなおしをみんなが行います。
目的は二つ。
①他人ではなく、自分が丸付けをすることで、テストがどのくらいで来ているのか(どのくらいで来ていないのか)、リアルに子どもたちは実感できる。
②3つ問題をピックアップして解きなおしを行うことで、今回の結果が、本当の自分の実力を示しているわけではなく、自分はもっとできるのだと実感してもう。
というものです。
自分で丸付けを行うと、だんだんと子どもたちの顔が曇ってくるのです。〇がなかなかつかなくて、×ばかりついてくると、ショックを感じるのでしょう。これは、学校のテストのように、他人(この場合は先生)がすべて丸付けして得点も書かれているのをただ受け取るのとは全く違う感覚になります。
子どもたちから「え~・・・」「めちゃくちゃ悔しい」といった声が漏れてくるようになります。そこで、上記の、問題3つをピックアップして、解きなおしを行い、フォローの説明を子どもたち一人一人と行います。すると、子どもたちの表情が明るくなり、心なしか上を向くようになります。
テストは受けておしまいでなく、結果をどのように活用するかに価値があると思います。
進学塾サインワンジーパピルス羽生校 教室長 相原洋平