中3国語(夏期講習会)

夏期講習会の中学校3年生は、中1・中2の復習がメインとなります。

入試は、中1と中2の内容で、およそ70点分になるため、その70点を取るためです。

ただ、国語においては、お盆前は文章問題の読解問題を解けることを中心にして授業を行っております(お盆明けは文法を行う予定です)。

例えば、上記の写真は、ある中3生の夏期講習会のテキストの中身になります。

大問3に、文章の構成を図式化し、正しい選択肢を答えさせる問題があります。

文章の構成について、生徒が理解できているかを問いているのです。

この問題は、接続語を理解できているかがポイントとなっています。

3段落目冒頭の「また」と、4段落目冒頭の「このように」です。

接続語は、単語と単語・文と文・段落と段落などを結ぶ役割があります。

今回の文章では、段落冒頭に接続詞がありますので、段落と段落を結ぶ役割を持っている接続語ということになります。

「また」は同じ内容を結ぶ役割を持った接続語です。

例:私はスポーツをすることが好きです。また、映画を見ることも好きです。→好きなことについて同じ内容を「また」が並べています。

「このように」は、前に書いてある内容をまとめる役割があります。

つまり、3段落目冒頭に「また」があるということは、この文章は2段落目と3段落目が同じ内容で結ばれているということができます。

これが分かるだけで、大問3は「ウ」の選択肢を選ぶことができます。

また、2段落目と3段落目が同じ内容で並べて書かれていて、その2つの段落を、4段落目冒頭の「このように」がまとめているので、やはりその構成を図式化すると「ウ」と決定することができます(「イ」の選択肢も2と3が並んでいるように見えますが、線が線がつながっていないため、2と3が別内容ということになるので、正解としては不適切です)。

このような、国語の文章問題は、どんな問題でも必ず答えを一つに絞ることができます。

中学3年生には、このような解き方ができるように、この夏期講習会中鍛えていきます。

次回は、中1生と中2生の国語の講習会の内容についてお伝えしたいと思っています。

お時間がございましたら、どうぞ目を通していただけたらと思います。

羽生校 教室長 相原洋平