今回は目標設定について考えてみます。
目標というと、最終到達点であり、理想の状態という印象ではないでしょうか。
最終的な目標という意味では、まさしくその通りです。
しかし、見方を変えて、通過点として重要なところを途中目標とすることはできないでしょうか。
大きな目標に向かう途中にいくつかの通過点があり、その通過点に到達したかどうか、と考えるわけです。
ゲームの世界では、今までのデータを「セーブ」して、その続きからできるようにしますよね。
勉強での目標も、このように細かく分けてみましょう。
可能であれば、つらくなってもう駄目だと思う、その少し先を目標にして下さい。
集中力が続かない、という場合は、途中目標を二つ設定してみて下さい。
「問題集を5ページ解く」
「1時間勉強する」
どちらかを達成すれば、途中目標達成とします。
どちらかが大変になってきても、もう一方が達成できそうであれば、意外と頑張れるものです。
通過点まで到達したら、自分を褒めてドーパミンを出して下さい。(これは前回の話です)
注意点は、通過点に到達したら、休憩はなるべく短くして下さい。(これも前回の話です)
慣れてくれば長時間の勉強も苦痛ではなくなります。
さて、ここで問題になるのが、「なかなか勉強を始めない」「言い訳ばかりして勉強しない」という、「動き出すまで」の悩みではないでしょうか。
次回は勉強を始めるための「仕掛け」を考えます。
(もう少しだけ、寄り道にお付き合い下さいませ。)