子どもの「やりたくない」をやる気にする秘訣①

お父さん・お母さんから寄せられる相談内容のダントツ1位は

「宿題や勉強をやるように言ってもやってくれない、どうしたらいいですか?」

永遠のテーマで簡単に解決できる問題ではないですし、

答えも一つではありませんので、数回にわけて様々な角度から説明していきたいと思います。

 

今回はこの問題を考えていくための大前提「変化するのは〇〇が先!」

 

たいていのお子さんは、「宿題やりなさい、勉強やりなさい」に対して

すねたり、泣いたり、言い訳したり、友達と遊んで帰りが遅くなったり・・・

あの手この手で抵抗します。

そんな感じが普通です。誰にもそんな時期があるものです。

 

他人の芝生は青く見えると言います。

お友達の家は苦労なく勉強させられていて羨ましく思ったことがあるかもしれませんが

そんなお家はほとんどありません。

どの家でも「宿題や勉強をめぐるバトル」が繰り広げられているものです。

安心してください。

言うことを聞かないのが普通、親子バトルは当たり前です。

 

「宿題やっちゃいなさい」「勉強やりなさい」という言葉に、

お子さんが「わかった」とすぐに行動を移してくれるので

これまであまり困ったことがない、という場合の方が危険です。

親にとって素直ないい子は楽かもしれませんが

自分で考え行動することができない「自信がない」「消極的な」子どもに育ってしまうかもしれません。

「どうせ僕の意見は聞いてくれない・・・」

「わたしの意見を言うと怒られる・・・」

親の意見に従う方が楽だし、怒られず傷つかない・・・

と、諦めているだけかもしれません。

 

 

ほんと子育ては難しいですね。

宿題が出ているのにお子さんがやろうとしないのであれば、

お父さん・お母さんが「やらせなくては」と考えるのは当然です。

そして、自ら考え・行動できる自信にあふれた積極的な子になってほしい!と願うのもこれまた当然です。

 

「強制」と「自主性」

この相反する二つを同時に叶えたいという、

「宿題やらせたい問題」はかなりの難問なのです。

 

こんな難問を解決するのにお子さんの変化を先に求めること自体に無理があったのです。

先に変わらなければならないのはお父さん・お母さんです。

親の変化がお子さんの変化につながります。

特効薬はありません。

この問題を解決する糸口はお父さん・お母さんのちょっとした変化の積み上げです。

これが大前提です。「変化するのは親が先!」

 

私は塾の教室では「教室長」「講師」ではありますが、

お子さんたちの「父親」「母親」でもありたいと思い接しております。

「わが子たち」の成長のためより一層の努力をしてまいります。

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