こんにちは、栗田です。
今月公開予定で
今話題の『呪術廻戦』に登場する『両面宿儺』ですが
みなさんが学校や塾で勉強した『日本書紀』や『古事記』に登場する人物だということはご存じでしょうか？
※中学1年生は多くの中学校で今回の2学期期末テストに出てきた歴史書ですよね！！
『呪術廻戦』の中では両面宿儺は“呪いの王”の異名を持つキャラクターとして登場します。
『日本書紀』では、両面宿儺は朝廷に従わず、天皇によって力ずくで追放された悪者として描かれており、身長が7尺(2メートル)で頭部の前と後ろ両方に顔を持ち、4本の手を持ち、膝の裏とかかとがなかった異形の人(怪物)とされています。また、剣を2本、弓矢を4本持ち、とても強く俊足で、人民を略奪し楽しんでいたとされています。
しかし、地方の伝承では
救世観音の化身や国家安全・五穀豊穣を祈祷した良き者として描かれています。
また、岐阜県の伝承では、や毒龍や悪鬼を退治し、人々に農耕の仕方を教え、野山を開拓し祈りの場所を作るなど、英雄として描かれています。さらに岐阜県の千光寺では、開山し、袈裟山千光寺としたと伝えられています。よって、岐阜県では英雄視され、信仰の対象でもあったのです。
一人の人物を、
見る立場が違うだけでここまで反対の囚われ方をしてしまうのも、
歴史の面白さの一つですよね。
基本的には勝ったものの歴史しかわからないというのが一般的です。
もしかしたら、消されてしまった歴史の中にはこのようにさらに面白い歴史があるかもしれませんね！！！
もし、気になる歴史があったら是非調べてみてください！
新たな発見があるかも！！調べて先生にも教えてください！！
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