【サイン・ワン深谷校】入試にコロナ影響、好機に変えて

どうもこんにちは! サイン・ワン深谷校の伊藤です。

文科省が全国の自治体の教育委員会に、高校入試に関する通知を出しました。

コロナ影響への配慮を求めたもので、具体的には「入試問題において中3履修内容を減らし、中1・中2の学習内容を多く出題してほしい」「面接や作文などの導入を検討してほしい」といったものです。

この通知は、入試問題を改善する良い機会になるのではと私は思います。塾で英検対策の作文指導をしていて、特に2級の作文テーマには感心することがたびたびあります。以下に2つほど例を記します。これらのテーマは、外国人に訊かれてあなたはどう答えるか、という設定です。

 

「大企業で働きたいとは思わない若者が増えると思うか」

このテーマは、自分の未来を見つめるばかりでなく、他人の考え方も広く察して想像しなければなりません。

 

「地元の郷土料理を食べる人は将来増えると思うか」

外国人労働者が増す中、日本にはワールドワイドな食の多様性が求められます。外国人を意識して答えるには、単に自分の近隣地域のことではなく、日本社会の将来を広く考えなければいけません。

 

社会全体を見つめ、自分や他の人々のあり方を掘り下げて考えていく。そういった作文テーマが入試にあればと思います。

先の見えない厳しい現代に、これから長く臨む生徒さんたち。未来への思考力の強化を私は期待します。

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こちらは前回の英検に臨む生徒さんらの受検風景です。