川口元郷校教務担当の中野渡です。
公立中高一貫校を目指すにあたって、やって欲しいことは机上の勉強だけではありません。
もちろん、勉強は必須です。これが大前提です。
それと並行して、普段生活する中での「理科的経験」や、いろいろな情報源(本・テレビ・ネット等)から得られる情報の蓄積や興味もすごく重要です。
先日、水のはたらきを指導しましたが、実際のカーブした川の流れを見たことがあるかないかで、理解度は大きく変わります。石の大きさを問われても「そういえば、河原の石のおおきさは大きかったな」とか具体的なイメージがわけば理解度は高くなります。
物理で言うと、虫眼鏡で紙を燃やしたことがあると凸レンズの焦点のイメージは湧きやすくなります。紙に近づけたり遠ざけたりすると、光の丸が大きくなったり小さくなったりを経験したことがあるかないかでそのときの理解度は大きく変わります。
そういった意味で、受験期に入る前の学年では「経験」だったり「興味」だったりを伸ばすのはすごく有意義なことになります。受験期に入ると、なかなか時間はとれないですからね。
先日、庭で娘とカラーフィルムを使って影遊びをしました。
これは「光の三原則」がもとになっていますが、娘はそんなことはしらずに楽しそうに組み合わせてました。
別に学びのためというわけではなく、ただ遊んでいただけですが、この経験が後にいきるわけです。
受験期の前に、いろいろな事象現象に触れることはとても重要です。