【教務担当より】国語の現代文は、どんな文章から出題されるのか。

川口元郷校教務担当の中野渡です。

 

子供たちの学校という拘束時間が無くなり、今子供たちにしてほしいものの一つに「読書」があります。

 

では、どんな本がお勧めか。

 

もちろん、読書なので「好きな本」を読むのが正解なので、読みたい本を読めばいいのですが、

 

今回は、国語の入試問題を意識したお話です。

 

前回、中学入試勉強会に参加した際に、国語の専門に「どんな文章が出題されているか?」と聞いたところ、

 

「2020年の出題テーマは、新作(直近5年)からの出題が63%」だそうです。

 

そして、よく出題されているテーマは「成長物語」といっていました。

 

簡単に言うと「最近出版された主人公が10代の成長物語」は、確率的に出る可能性が高いということです。

 

2020入試では、

 

「君たちは今が世界」:開成 海城 サレジオ

 

「十四歳日和」:海城 暁星 学習院女子 慶應義塾湘南南藤沢

 

「対話をデザインする」:鷗友学園女子 東京農大第一 筑波大学付属

 

「科学と非科学」:芝 渋谷教育学園幕張 國學院久我山

君たちは今が世界 十四歳日和 対話をデザインする 科学と非科学

 

が入試で出題されています。

 

こうみると、出題が重なっている本があるとわかります。

 

著作権の問題もありますが、「学校側が読ませたい本」といのも見えてきますね。

 

勉強会で聞いた話では、入試を意識するならば「10代」「葛藤」「成長」あたりをキーワードで探すと入試対策の本にヒットするそうです。

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