【教務担当より】令和2年度公立入試理科分析

川口元郷校教務担当の中野渡です。

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令和2年度の埼玉県公立入試が終わりました。中3生お疲れ様でした!!

理科の責任者をしておりますので、理科問題の傾向をご報告します。 

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平成31年度入試で理科の傾向と難易度が大きく変わりました。令和2年度においては、それが引き継がれる予想でしたが、その通りになりました。

 

今年度はさらに小問集合の出題形式が例年と比べると問題配列に若干の変更が見られましたが、これは大きな問題ではないでしょう。

昨年と今年度を見ての、近年の理科の入試傾向で見られる点は、

 ①事象についての原因を考えさせる

 ②結果から考えられることを記述させる(考察させる)

 ③勉強として習う理科と、実生活で起こりうる理科の現象を結びつける

 ということです。

①②に関しては、覚えた知識を「考えて表現させる」という思考力を求められていると容易に考えられます。

③に関しては、今回の大問5の物理分野で出たような「スピーカーの仕組み」や「シンクロナイズドスイミング」をテーマとした問題で顕著に表れています。また北辰テストでも「フライングと反射速度」のテーマでも出題されています。 

 

これらは、机上の勉強の理科だけでなく「実生活に即した活きた理科の知識」としてとらえさせる傾向があります。つまりは、「学校で習った知識を実社会で活かそう」という意図がはっきりと見えます。今後も、この傾向は続くと予想されます。 

出来ることとしては、まずは知識をしっかりと身に着ける。これは大前提です。

そして、得た知識を普段から考え活用することです。普段からニュースやまわりで起こることに対して「なぜだろう」という疑問をもって考える習慣をつけるといいと思います。 

まとめると「得た知識を活用する力」が重要ということです。

これらの知識を塾ではしっかりと鍛えて伸ばして先回りした勉強を推し進めていきます!!

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